シャポーの紹介
美食の国ベルギーの首都ブリュッセルは「ランビック」が世界で唯一醸造可能な
場所です。ランビックとは、空気中に生息する酵母を利用し「自然発酵」と言わ
れる伝統的な醸造方法で造られる酸味の強いビールです。その酸っぱいランビッ
クにフルーツやフルーツジュースを加え熟成させると「フルーツランビック」が
完成します。
今回の主役「CHAPEAU(シャポー)」は多彩なフルーツビールを醸造しており、
世界中から注目を集めているビールの一つです。昔ながらのサクランボ、木苺、
カシスに加え、パイナップルやバナナ等、温暖な気候でしか育たないフルーツの
ビール醸造も行っています。
では何故ベルギーでは育たないフルーツを使っているのでしょうか?
ヨーロッパ各国が世界に目を向け貿易を始めた時代、世界中は大国に植民地化されました。ベルギーも世界に目を向け、アフリカのコンゴを植民地とし、様々な物資を取り込みました。コンゴは亜熱帯地方なので多彩なフルーツが育ち、ベルギーにも運び込まれていました。古くからサクランボ等のフルーツビール醸造を行っていた醸造所は、新しいフルーツを使い様々なフルーツビール醸造に挑戦したそうです。
1960年コンゴはベルギーから独立しました。しかし国交は継続しており貿易も盛んに行われています。
ベルギー名物であるチョコレートのカカオ やダイアモンドの原料はコンゴ産がほとんどで、両国に大きな利益をもたらしています。
小さな国の小さな醸造所の1本のビール。
ですが歴史背景は壮大で奥深いもので、「脱帽(CHAPEAU)」の一言です。
- シャポーバナナ
青いバナナのような酸味と味わいが楽しめる珍しいフルーツビールです。
詳しくはこちら >>
- フランボワーズ
酸味と甘味がともに強く、口いっぱいにベリーの果実味が広がるデザート向けにぴったりなビールです。
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- シャポーパイナップル
発泡性も弱く、気軽に飲めるフルーツビールです。
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