マルールビール

ランツヘール醸造所

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ランツヘール醸造所について

 
マルールとはフランス語で「不幸」という不吉な意味です。
何故このビールにはこの様な不吉な名前が付いているのでしょう?
名付けの親は、現在このビールを醸造しているランツヘール醸造所のオーナーであり、醸造責任者である「エマニュエル・ド・ランツヘール」です。

ランツヘール醸造所は1997年開業と新進の醸造所ですが、醸造家としての家系は古いもので、エマニュエル氏は4代目の当主です。
1800年代中期にこの地に移住をしてきた初代ランツヘールは、農場と共にビール醸造を始め、2代目が第二次世界大戦前に閉鎖するまで続きます。

1991年、3代目ランツヘール氏が亡くなったのをきっかけに、現当主は醸造所再建を決心し、1997年に再建させました。再建当初は 1 種類のゴールデンエールのみの醸造でした。

この地はフランダース地方とゲルマン地方の境に位置していた為、ここで造られるビールはそれぞれの文化を尊重し、現在では「フランダース伝統の醸造法で造るビール」と「ドイツのビー ル純粋令に則って造るビール」の、基本的には2種類を柱にしています。
  
材料はブレンドにこだわった祖父に習い、特にホップはザーツ、シチリアン、ハラタウ、ヘルスブルック等をブレンドし、ペレットは一切使用しないと言うこだわりようです。

「ここまでこだわりにこだわって醸造した美味しいビールを飲まない貴方は不幸だ!!」と言うことから「マルール」と名付けられたビールは、世代を越えビールに人生を捧げてきたランツヘー ル家の努力の結晶なのです。

そんな努力家のランツヘール氏はこんなことも言っています。

「これを飲んだ貴方に、最高の幸せが訪れることを祈っています。」
 
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